今までで一番イヤだった検診
クロミッド療法を始める前の最後の検診。
生理3日目からクロミッドを飲み始めるので、
検診は生理中・・・。
今までで一番イヤだった。
診察台に座る。血が流れてるのが分かる。
よりによって、今日に限って、
準備をして座ってから先生が来るまでちょっと時間があり、
そのままの状態で置きっぱなしにされた。
ほんの少しの時間だけれど。
別に生理なんて特別なことではないけれど、
でも、このイヤな感じはなんだろう。
すごく情けなかったなー。
クロミッド療法を始める前の最後の検診。
生理3日目からクロミッドを飲み始めるので、
検診は生理中・・・。
今までで一番イヤだった。
診察台に座る。血が流れてるのが分かる。
よりによって、今日に限って、
準備をして座ってから先生が来るまでちょっと時間があり、
そのままの状態で置きっぱなしにされた。
ほんの少しの時間だけれど。
別に生理なんて特別なことではないけれど、
でも、このイヤな感じはなんだろう。
すごく情けなかったなー。
いよいよ、本格的な不妊治療が始まる。
なのだけれど、仕事の調整が思ったように進まない。
治療のスケジュールを決め、
年明け早々から、4月の仕事は入れないようにしてきた。
原稿が書けないわけではないけれど、
採卵手術と胚移植手術は丸1日かかるし、
その日程は、卵胞の発育に左右されるから、
あらかじめ決めることがでいない。
だから、取材やインタビュー、打ち合わせなどの日程は
入れられないし、場合によっては、
原稿の締め切りに対しても対応できないかもしれないからだ。
でも、「不妊治療をするので4月の仕事はお受けできません」
とは言えない。
不妊治療って言葉は重いし、成功するかどうかも分からないし、
さらっと言って、さらっと受けてもらえるものでもない。
だから、事実を伝えておいたほうが良いと私が判断した人にだけ、
話をしている。
多くの人には、
「4月は大きな仕事が入ってしまって、申し訳ないのですが
他のスケジュールが立てられないんです」と言っている。
それでも、いまだに終わっていない取材の仕事がある。
他のライターさんにお願いしたり、
なんとか3月中にセッティングしてもらうよう交渉したり。
不妊治療をするにあたって一番ストレスを感じるのは、
今のところ、このスケジュール調整だな。
生理が始まった。
生理なんて、もう何回も経験しているけれど、今回は特別。
いよいよ、顕微受精に向けての通院が始まるからだ。
生理3日目に
採血、超音波検査をして、クロミッドの内服開始。
8日目からは、
卵胞の発育の状態を見るために、1日おきに通院する。
通院しながら卵胞の様子を検査して、卵胞が発育していれば、
排卵を抑える薬を服用して、2日後に採卵手術をする。
今日は生理2日目。明日から通院だ。
顕微受精が上手くいけば、妊娠する。
ってことは、お酒が飲めなくなる。
それなら、今のうちに会いたいに人に会って飲まなくちゃ♪
と思っていたのに、仕事が忙しくて、なかなか実行できない。
お酒が好きというより、
お酒を飲んでおしゃべりをするのが好きなので、
それに、飲み屋に行ってもソフトドリンクを飲めばいいだけなので、
妊娠しても、つわりがひどくなければ、人とは会えると思う。
でも、なんか焦る気持ちがある。
私は、お酒が好きな人ってことになってるし(いや実際好きだし)、
着床して体が安定すればいいけれど、
その前に「妊娠したので飲めない」って言って、
その後なんかあったら周りにも気を使わせるし、
今のうちに、飲めるうちに会わなくちゃって思う。
お腹が痛いという感覚ではなく、
お尻の上の方と、恥骨のあたりが、しびれるように痛い。
寝ていると電気が走ったみたいに、ピリッとすることがあって、
体がビクッとなってしまうほど。
普段は1日目にお腹がすごく痛くなり、
2日目は痛みがひいていくのに、
今回は、1日目から2日目がピークで、
1日目は、痛みで目が覚めてしまい、
4日目になってもまだ痛い。
それと、仕事の寝不足のせいかもしれないけど、
体や顔全体が向くんでいて、体重も増えていてだるい。
ネットで調べてみたけれど、決め手になるようなものは
見つけられず。
治療の薬のせいなのか、全然関係ないのか。
クロミッドがはじまるときに、先生に伝えよう。
「オレっていい夫だなーって思った」
精子凍結のために病院に行ったり、
精子凍結のことをネットで調べたりすると、
病院に精子を持っていくのは、「妻」が多いらしい。
うちの場合は、
夫が休みの土曜日に病院に行って採取していることもあり
夫自身が窓口に持っていっている。
だから、そういう現状であることを私は知らなかった。
そっか、他のうちは奥さんが持って行ってるのか。
仕事の都合で夫が病院に行けないこともあるだろうし。
持っていくことに抵抗がある人もいるのかもしれない。
卵子を採取するのとは違って、
欲求を満たすことで採取できる精子は、
恥ずかしい気持ちがあるのだと思う。
うちの場合は、不妊の原因が私だけでなく夫にもあるから
自分で持っていくことに、私も夫も、あまり疑問を感じないの
だろうなと思った。
2歳の女の子を育てている友達の家に、夫婦で泊まった。
1日中、友達の子育ての様子と
2歳の女の子の可愛い様子を見ていて、
大変だなという気持ちよりも、
子どもがいる生活っていいなーと思った。
それと同時に、
子どもが産まれると、夫婦喧嘩の頻度と、激しさが、
子どもがいないときとは比べものにならないくらい増えることも、
実感として分かった。
(夫にもそれを感じてもらえたのて良かった)
そんな友達家族を見ていたら、
子どもがいる生活がとても楽しみになってきた。
そして、顕微受精に対する楽しさも増してきた。
友達が、「保育園に子どもをあずけるようになると、
保育園の子どもたちがあまりに可愛いので、
もっと子どもが欲しくなる」って言ってた。
子どもを産む人が少なくなったり、高年齢化しているのは、
子どもを見る機会が減っているせいもあるんだろなと思う。
ママはママと遊ぶから、独身女性と会わなくなるし、
兄弟も減ってるから甥や姪と会う機会も減ってるし、
近所つきあいも減ってるから街で子どもと触れ合う機会も少ないし、
独身女性や独身男性が子どもと会う機会は本当に少ない。
子育ては大変だ! お金がかかるんだ!ではなく、
子どもは可愛くておもしろいって感じる機会が増えれば、
少子化も緩和されるのかもね。
約1ヵ月後くらいに採卵手術をすることになり、
それに伴って、夫の精子凍結第一回を行なった。
採卵までに計3回凍結する。
そのたびに、凍結する旨の承諾書を書いて提出。
1年間の凍結保存費が1万円。だから、計3万円。
家で採取したものを持っていってもいいのだけれど、
なるべく新鮮なほうがいいと思うので、
夫は病院の寒いトイレで採取している。
「便器が寒いんだよねー」って言ってた。
不妊治療はほとんど男性が登場することはないのだけれど、
それにしても二人の問題なので、
もう少し男性への配慮があってもいいと思う。
そうじゃないと、ますます「男性は部外者」みたいなイメージに
なってしまうと思う。
体外受精に使用する培養液を、
自分の血液を使ったHTHにすることにした。
現状は、Cook社のもののほうが培養成績も良く、
使われている確立も高いそうだけれど・・・。
たまたま培養液のことを伝える1日前。
血液製剤によるC型肝炎患者特集をニュースでやっていた。
Cook社のものは、C型肝炎やHIVも含め、
現在ある病原体全てに陰性であるし、
加熱処理をしたうえで精製されているものだけれど、
今はまだ見つかっていない病原体については、
100%安全だとは言えない。
選べるのであれば、自分の血液を使った培養液にしたいと
思った。
2月7日の新聞に
「体外受精の子 追跡調査へ」という記事が載っていた。
これから調査するってことは、
まだ体外受精の実態や影響などは
統計的には全然分かってないんだ。
そして、特定不妊治療費助成事業に選ばれていても、
不妊治療水準を満たしているともいえないらしい。
全てのものに始まりがあるので、仕方がないとは思うけれど、
65人に1人が体外受精児で、
10組に1組が不妊治療をしている(らしい)のに、
今頃調査開始!?と思う。
でも、もし自分が不妊治療を受けていなかったら、
この記事は見過ごしているかもなー、とも思う。
*
体外受精した場合の子どもの発育状況とか、
妊娠率とか多児の数とか、早産の発生率とか、
実態把握を全国的に調べるのは、これが始めてだそうだ。
そして、「特定不妊治療費助成事業」に指定されている機関は、
国が認めたものではなく、
都道府県が日本産婦人科学界に登録されている機関から
選んでいた。
そのため実質は、不妊治療の水準にはばらつきがあったとのこと。
今後は水準を一定にするため、厚生労働省が指定要件を定める。
場合によっては、
現在「特定不妊治療費助成事業」に指定されている機関も
要件を満たしていなければ指定機関とは認められなくなるという。
録画していたテレビ番組「情熱大陸」の
助産師・冨田江里子の回を見た。
貧しいフィリピンの村で、
地球の自然に逆らわないお産を見ていたら、
私もあんなふうに、自然に生みたいと思った。
医療が発達している日本で、
子どもや母体に万が一のことがあればすぐに対応してもらえる
環境にいて、何を甘えたことを!と思われるかもしれない。
日本の病院だって、いろいろな事情を抱えながら、
良い方法をとっているのだとは思う。
でも富田さんは言っていた
「私が日本で持っていた知識や技術は、ほとんどいらなかった。
いらないというより、必要なときに出せばいいだけだった」と。
薬がないということもあるけれど、お産を早める方法が、
お灸というのも、自然でいいなと思った。
そして、自然に生みたいと思えば思うほど、
体外受精という不自然な方法をとることに、少し違和感を感じて
しまった。
胃カメラみたいに、子宮に内視鏡を入れて調べる。
映像をビデオで見せてくれるので、ちょっと面白かった。
胃カメラは、喉を通ることもあって、とても苦しそうだけど、
子宮の内視鏡は、あっけないくらい痛みもなく簡単に終わった。
「検査は痛くなかったよ」と夫に伝えると、彼はほっとしていた。
子宮の中には少しおできみたいなものがあったけれど、
着床の障害にはならないだろうとのこと。
気になるようなら1泊手術で切除する?と言われたが、
スケジュール的に難しかったし、
そこにお金をかけなくてもいいと思い、切除しないことにした。
これで検査は全て修了。
あとはカウフマン療法を続けながら、
仕事のスケジュールを調整して、暖かくなった頃に
いよいよ顕微受精だ。
1月18日の朝日新聞の夕刊に、
「体外受精児 今や65人に1人 一般女性の正解11%だけ」
という記事が載っていた。
・65人に1人が体外受精児
・10組に1組のカップルが不妊治療を受けている
・女性の生殖能力の低下開始年齢は20代後半
などが載っていたが、
男性不妊が増えていることや、
男性の意識については、全く触れられていなかった。
不妊体験女性と、それ以外の女性で、
不妊に関する知識の回答率を比較したものだから、
男性のデータはないにしても、
でも、
せっかくマスメディアで不妊関連の記事を載せるなら、
男性不妊にことについても触れて欲しいと思う。
メディアの意識さえも、
男性不妊に関しては意識が低いんだなと感じた。
女性のみに原因がある割合は40%、
男性のみに原因がある割合は25%ある。
そして、男女ともに原因がある割合25%ある。
足せば50%は男性にも原因があるのに。
(WHO調べ)
数字なんて知らなくてもいいから、
夫婦両方に原因があるかもしれないこと、
夫婦とも、早めに検査したほうがいいことを、
みんなに知ってほしいと思う。
エコー検査やホルモン検査の結果、
子宮が腫れやすい体質であることが分かった。
そのため、排卵は、排卵誘発材の注射ではなく、
クロミッド療法(飲み薬)のほうが良いだろうとのこと。
今までも卵巣に卵子はたくさんできるのだけれど、
排卵されないことが多かったので、
卵子が過剰反応しやすい傾向があるのはなんとなく納得。
でも、「腫れやすい」のがどの程度なのかが分からない。
かと言って、絶対注射にしてください!というほど強い気持ちも
ないので、それならクロミッド療法にしようかなと思う。
今晩、夫にも相談してみよう。
次の検査は、子宮の内視鏡検査。
そのときまでに、体外受精の際の培養液を
HTFかCook社のどちらにするかと、
採卵のスケジュールを決めなければ。
エコー検査は以前のクリニックでも何回も受けているので、
なんてことはなかったけれど、
カテーテル検査が痛かった。
「細い管が入るのでチクっとしますよ」と言われた。
でも、チクッというよりズーン、ズーンと刺されているよう。
内蔵を刺激されるって、あんな感じの痛みなのだろうか。
私は、卵管造影検査よりも痛いと感じた。
検査後も、生理痛が局部的にきてる感じで、
(おしりのほっぺと肛門の奥あたりがズーンと痛い。
女性だったら分かるかなー)
そして、おなかがちょっと張る感じ。
今晩はお風呂には入らないでシャワーのみとのこと。
夫の精子を増やすための漢方薬(補中益気湯)も処方してもらい
帰ってきた。
その夜、検査が痛かったことを夫に言うと、
本当にすまなそうな顔をして、
「まだ、痛い検査あるの?」と心配してくれた。
2007年になった。
去年は検査で終わったけれど、
いよいよ今年は、顕微受精を実施する。
採卵前は、排卵誘発のため、
5~14日ほど、毎日病院に通ることになるし、
採卵日は直前にならないと分からない。
フリーランスで仕事をしているので、
顕微受精のために「会社を休む」必要はないけれど、
仕事のスケジュールに影響があるので、
仕事でお世話になっている会社には、
前もって顕微受精のことを伝えようと思っている。
年末年始の休みで仕事から遠ざかっていると、
仕事始めがめんどうに感じるのはいつのものことだけれど、
今年は一段とその気持ちが強い。
「このまんま、休んだままで、顕微受精に集中できたら」
という気持ちがあるからだと思う。
ズルイ気持ちがあるからだと思う。
でも、仕事がなくなるのもイヤなのだから、
なんてわがままなのだろう。
今年は、ズルイ気持ちや、怠け心に流されないように、
体にも、家族にも、仕事にも、自分にも、
いろいろなものにたいして、きちんと愛情をもって、
誠実に接していきたいと思う。
今回の生理は、いつも以上に血のかたまりが多かった。
ドクンドクンと血の固まりが出てくるのがわかるので、
トイレに行くまでは、血液がもれていないかと気が気じゃなかった。
個人的な想像だけれど、
卵管造影検査のときに子宮に入れた造影剤の残りが
月経と一緒に出てきたのではないかと思う。
子宮に造影剤を入れて、X線で子宮や卵管の形や様子や機能を
調べる検査をする。
(全然違うけど、バリウムを飲んで胃をのレントゲンを撮るような
ものかしら?)
造影剤を入れるときに、生理痛の重いときのような、
ズーン、ギューンという痛みがあった。でも一瞬だった。
それより、造影材を入れた後におなかを押されるのが痛かった。
(おそらく造影剤を子宮全体に広げるためだと思う)
便秘気味だったからかな。
「この検査を行なった後、気分が悪くなる人もいるから
検査後30分は病院内にいてください」とのことで、
読みかけだった「体は全部知っている(吉本ばなな)」を
読みながらロビーで過ごした。
気分も悪くならず、ちょうど読み終わると35分くらいが経過して
いたので、病院を出た。
もっぱら、本は移動途中の電車の中で読むことが多いのだけれど、
最近、家で原稿を書くことが多く電車に乗らなかったため、
「病院の待ち時間」という本を読んでもいい時間を与えてもらって
嬉しい。
血液検査のために試験管6本もの血を採った。
採血のハリはほとんど痛みを感じなかったのだけれど、
血が止まる速度をチェックするために、
耳たぶをハリで刺す検査が、思っていたより痛かった。
ジーンって感じ。
ストップウォッチで時間を計りながら
血が固まるのを確認する。
病院に行ったり、待たされたり、ちょっと痛かったりするけれど、
自分の体を調べる行為は、ちょっと楽しい。
病気のための検査じゃないからだろうな。きっと。
IVFのための診察第2回。今日からは私ひとりの受診。
受精卵を培養する培養液の説明を聞く。
現在主に使用しているのは、アメリカCook社の培養液であること。
以前は患者自身の血清を使った培養液HTFを使っていたが、
Cook社で作られている、献血された血清を用いた
培養液のほうが成績が良いこと。
使用の割合は、HTF:Cook社=1:3くらいであること。
人の血液の血清を使っているため、
現時点で見つかっている病原体の感染性はないが、
厳密に言えば、未知の感染症に対しての可能性は
ゼロとは言えないこと。
どうしても自分の血清を使った培養液を希望する場合は
申し出が必要。
話を聞き始めたときは、血液製剤の問題を思い出したりして、
自分の血液がいいと思ったけれど、
最後はCook社のがいいのかなと思う。
どっちを選んでも正解も不正解でもない。
子供を授からないのは自分に原因がある
と思っていたときは、
生理のたびに少し沈んだ気持ちになった。
でも、夫にも原因があるとわかり、
さらに、顕微受精のためにいろいろなことが進み始めると、
生理がまた普通の、日常のことになってきた。
それに加えて、卵子採取までの間、
周期を安定させるためのホルモン剤、
プレマリンとソフィアを飲むことになったため、
「薬でやってくる生理」という感覚だからだと思う。
それにしても、体が薬に操作されている感覚というのは、
あまり好きじゃないなー。
診察の際、精子を凍結保存するための容器を3つと、
同意書3通をもらって帰ってきた。
卵子を採取したときに、元気な精子が採取できるとは限らないので
今から凍結保存しておくのだ。
有効期間は1年間。
それ以上保存したい場合は、金額を払うと延長保存できるとのこと。
「へえー」と思う。
01.体外受精に至るまで | 02.顕微受精を検討 | 03.顕微受精の準備 | 04.クロミッド自然周期療法 | 05.2回目の治療に向けて | 06.排卵誘発を行なう | 07.排卵誘発を実施しての採卵 | 08.排卵誘発後の胚移植に向けて | 09.排卵誘発後の胚移植 | 10.排卵誘発後、2回目の胚移植に向けて | 11.排卵誘発後、2回目の胚移植 | 12.妊娠判定! 4週~ | 13.妊娠8週~ | 14.妊娠12週~ | 15.妊娠16週~ | 16.妊娠20週~ | 17.妊娠24週~ | 18.妊娠28週~ | 19.妊娠32週~ | 20.妊娠36週~ | 21.出産~退院
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